夏が終わりに近づくころ。
「いつものスキンケアなのに、なんとなく肌の調子が違う」
そんな変化を感じることはないでしょうか。
ごわつく。
乾燥する。
毛穴がいつもより気になる。
肌がなめらかに見えない。
夏から秋へ。 季節が変わるように、 肌を取り巻く環境も少しずつ変化しています。
強い紫外線。 汗や皮脂。 そして、冷房による乾燥。
夏のあいだ、肌はさまざまな環境にさらされています。
いわゆる「夏の肌疲れ」と呼ばれるような肌印象も、 ひとつの原因だけで考えるのではなく、 今の肌状態を丁寧に見つめることから。
KINGU JOURNAL No.008では、 夏を過ごした肌と、秋のはじまりのスキンケアについて考えます。
1. 夏の終わり、肌を取り巻く環境。
夏の肌というと、 強い紫外線を思い浮かべる方が多いかもしれません。
けれど、肌を取り巻いているのは 紫外線だけではありません。
高温多湿な屋外では、 汗や皮脂が増えやすくなります。
一方、室内に入れば、 冷房によって空気が乾燥していることもあります。
さらに、紫外線を浴びる機会も多い季節。
つまり夏の肌は、 汗や皮脂によるベタつきと、 乾燥につながる環境の両方にさらされています。
そして9月。
暑さが残る日がある一方で、 少しずつ空気や湿度も変わりはじめます。
夏と秋の境目だからこそ、 「今までと同じケアなのに、何かが違う」と 感じやすい時期でもあります。
2. ベタつくのに、乾燥する。
夏は汗や皮脂が多いため、 肌がうるおっているように感じることがあります。
けれど、 肌表面のベタつきと、 角層にうるおいが保たれていることは同じではありません。
冷房などの乾燥した環境に長くいることで、 肌のうるおいが不足しやすくなることもあります。
だからこそ、 「ベタつくから」という理由だけで 保湿を控えてしまうのではなく、
肌表面の皮脂だけではなく、 その日の肌全体を見ること。
夏から秋へ移る時期には、 その視点が大切になります。
No.004「洗ったあとの肌に、なぜ『うるおい』が必要なのか。」 でもお伝えしたように、 うるおいは、なめらかな肌を保つための基本のひとつです。
3. ごわつき、毛穴、キメ。別々に見えて、つながっている。
夏の終わりに、 肌がなんとなくごわつく。
毛穴が以前より目につく。
光を受けても、 なめらかに見えない。
そんな変化を感じることもあります。
これらは、 必ずしもそれぞれが独立した肌印象とは限りません。
乾燥によって肌表面が粗く感じられたり、 キメが乱れたように見えたりすると、 光と影の差によって毛穴や凹凸も目につきやすくなることがあります。
No.001「なぜ、毛穴は目立つのか。」 で考えた毛穴。
そして、 No.007「肌のキメとは何か。」 で考えたキメ。
一つひとつの肌悩みだけを見るのではなく、
肌全体が今、どのような状態にあるのか。
季節の変わり目だからこそ、 その視点を持つことが大切です。
4. 秋のはじまりこそ、「落とす」と「うるおす」を丁寧に。
肌の調子が気になると、 何か特別なケアを加えたくなることがあります。
けれど、その前に見直したいのが、 毎日の基本的なスキンケアです。
汗や皮脂、メイクなど、 その日の肌に残った汚れを丁寧に落とすこと。
そして洗ったあとの肌に、 必要なうるおいを与えること。
ただし、 「しっかり落とす」ことと 「強く洗う」ことは同じではありません。
No.003「乳化とは何か?美しく落とすための、大切な科学。」 でお伝えしたように、 クレンジングは、汚れを浮かせ、 水となじませながら丁寧にすすぐことも大切です。
季節が変わるときこそ、
落とすことと、うるおすこと。 その両方を丁寧に。
5. 夏を「リセット」するのではなく、秋の肌を整える。
夏の終わりになると、 「夏のダメージをリセットする」という言葉を 目にすることがあります。
けれど、肌は 季節が変わった瞬間にゼロへ戻るものではありません。
昨日までの肌と、 今日の肌はつながっています。
だからこそ大切なのは、 夏をなかったことにするようなケアではなく、
今の肌を見つめ、 これからの季節に向けて整えていくこと。
ベタついているのか。
乾燥しているのか。
ごわつきを感じるのか。
いつもより敏感に感じるのか。
季節だけでスキンケアを決めるのではなく、 その日の肌を見ながら選ぶ。
夏から秋へ。
季節の変わり目は、 自分の肌を改めて知る機会でもあります。
季節が変わる。肌も、変わる。
昨日まで心地よかったケアが、 今日の肌にも同じとは限りません。
大切なのは、 季節に振り回されることではなく、 その日の肌を見つめること。
落としすぎない。
うるおいを不足させない。
一つの悩みだけで、 肌を見ない。
季節が変わるときこそ、 肌と向き合う時間を。
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季節が変わるときも、 「落とすこと」と「うるおいを与えること」を丁寧に。
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今の肌を見つめながら、 毎日のスキンケアを丁寧に積み重ねるために。
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